Sexy Zoneのこと


Sexy Zoneについて、今わたしが考えていることを、文章にしておこうと思います。


勝利くんが話すSexy Zoneは、いつも5人です。当然のように5人です。だから、Sexy Zoneは5人です。
勝利くんは、5人でいるときに一番楽しそうな顔をします。だから、Sexy Zoneは5人です。
今は5人に見えなくても、勝利くんがそう思っているから、Sexy Zoneは5人なんです。
これは絶対に揺らぎません。


わたしが初めて見たSexy Zoneのライブ映像は、2013年のツアーでした。これを見たとき、この子たちは絶対スターになる、と思いました。間違いなく売れる、10年後の嵐だ、と思いました。
5人が横一列に並んだときの輝きは、まさに夢の世界のものでした。これをずっと見ていたい、と思いました。

昨年の7月、Sexy Zoneは、3人を軸として流動的な編成をしていくと発表されました。
このときわたしは、ついに恐れていた事態が現実になってしまったと思ったし、松島くんとマリウスは、いつか、いなかったことになってしまうのではないかと不安になりました。それは、Sexy Zoneがこの先天下を取ることはない、ということさえ意味すると思いました。お先真っ暗です。絶対におかしい、間違っている、と思いました。
しかしそのままシングルが2曲発売され、アルバムが1つ発売され、またシングルが発売されることが決まっています。いずれも、ジャケットに写るのは3人です。

しかし、この段階に来て、現在、わたしは、Sexy Zoneは5人であることを疑っていません。

Sexy Zoneは、歴代最年少グループとしてデビューしました。メンバーの歴の短さもあってか、デビュー直後にはそれほどファンを獲得できなかったのではないかと思います。
そこで、若さやフレッシュさだけではうまくいかないならば、ということで、個々の実力アップとグループの結束力強化を図ったのではないかと思うのです。

ここで、馬鹿みたいにポジティブなわたしは、今の体制になってよかったことを挙げたいと思います。
まず、松島くんとマリウスは、確実にスキルアップしました。この体制にならなくたって成長できたかもしれない、と言われたら否定することはできません。しかし、わたしは、この体制になったからこそここまでの成長を遂げられたのだと思っています。3人と切り離されても、2人には活躍する場が与えられなかったわけではありません。むしろ、実際にコンサートに出る回数は3人よりも多くなりました。そして、Jr.と一緒にやることで、先輩たちがJr.の頃に経験したことを、より高い次元で自分のものにすることができたのではないかと思っています。
去年の夏祭りでは、10日間のうちにも毎日変化し成長していく様子から、彼らの努力と意地をまざまざと見せつけられました。Jr.と組んでセンターのポジションをやったのは、Sexy Zoneでは経験できないことですし、それによって見られることへの意識も磨かれたと思うし、人を惹きつけるオーラは、周りのJr.とは明らかに別格のものでした。
また、2人には酷な話なのですが、このように2人を精神的な面で追い込んだことも、5人にとってよいことだったのではないかと今では思っています。まだ幼い2人はとても苦しんだと思うし、かわいそうだとも思いましたが、彼らはこの逆境を力に変えることができたのだと思います。今の2人は、何があっても強く耐えて乗り越えるだけの精神力を持っているのではないかと思います。
Sexy Zoneであることの誇りや、デビュー組であるという意地のようなものを、彼らは常に持ち続けていました。だからこそ、彼らは今ほどの素晴らしいパフォーマンスができるようになったのではないかと思っています。

そして、松島くんとマリウスがそれぞれJr.とグループを組んで別々に活動することも多かった一方で、3人の側は、3人組として活動してきました。はじめは、3人になっただけでこれほど迫力がなくなるものかと思いましたが、今では、3人組としての完成度も上がってきたと思います。
3人は、2人が戻るためのホームを、より強固なものにして待っているはずです。
勝利くんは、センターをはり続けることでその自覚とともに成長してきたと思います。彼は…辛いときに辛い顔をしないから…心配ですね……


これは、長期戦になります。
今は、5人がそれぞれに与えられた立場で与えられた仕事をこなし、吸収し、実力を伸ばしていくための期間です。まだまだ彼らは若いです。時間なら充分あります。嵐が売れるのには9年ほどかかりました。デビューから10年かかったって売れた例があるんです。あと5年ほど、いろいろなものを見て考え、実際にやってみてじっくり吸収し、少しずつ確実に自分のものにしていけばいいんだと思います。今が踏ん張りどころなんだと思います、彼らも、わたしたちも。


爆発的に売れた日のSexy Zoneがテレビや雑誌で盛んに取り上げられる中で、風磨くんが「いやああの頃は…ほんとに辛かったですね…でも僕らより松島やマリウスの方が…」とか話すのかな、なんて思ったりしてます。売れるためのドラマ作りなんじゃないかななんて思ったりしています。



楽観的すぎる、アホかよ、と思われる方もいらっしゃるかと思います。でも、現時点ではわたしは、Sexy Zoneは5人だし、5人で売れると信じています。だから、もう少し耐えてみようと思います。